整備記録「フロントステーの外し方」にて外したフロントステーを、元に戻します。
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一度フロントステーを外してしまうと、フロントステーの取付け位置が微妙に変わり、
- フロンパネルとフレームの位置が合わなくなる
- アッパーサイドカウルとフレームの位置が合わなくなる
- サイドカバーの位置が合わなくなる
なんてことが往々にして起こるのですが、今回はいかに。
この記事より、以下を知ることができます。
- フロントステーの付け方
作業日 | 2022年 1月29日 |
目的 | メンテナンス・故障・修理 |
Shop or DIY | DIY |
難易度 | |
作業時間 | 30分以内 |
費用 | 0円(持っているものを使用) |
1. 使うもの
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No. | 名称 | メーカー | 型番 | 数量 | 金額[円] |
1 | マイクロファイバークロス | ダイソー | – | 1 | (197) |
2 | スライドヘッドハンドル | KTC | BHM3 | 1 | 2,970 |
3 | クイックスピンナ | KTC | BE3-Q | 1 | 2,046 |
4 | エクステンションバー (150mm) | KTC | BE20-150 | 1 | (1,749) |
5 | ビットソケット (12mm) | KTC | BT3-12 | 1 | 880 |
6 | トルクレンチ (小) | KTC | CMP0252 | 1 | (44,990) |
52,832 |
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2. フロントステーの付け方(STEP 1~9)
フロントステー取付け
それでは作業に取り掛かります。
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<フロントステー取付け>
フロントステーをフレーム先端の平板の部分に差し込みます。
(写真を撮る都合上、手を添える代わりにプレートを差し込んでいます。実際はフロントステーを手で支えていないと落っこちます。)
フロントステーをフロントフェンダーの上に落として傷を付けないよう、マイクロファイバークロスを敷いておきます。
プレート取付け1
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<プレート取付け1>
ボルト・ナット付きのプレートを、ボルト側を上にして、車体の左側から差し込みます。
プレート取付け2
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<プレート取付け2>
- 車体右側からプレートを取り付けます
- ナット・ボルトを締め付けます
取付け穴のすき間の分だけ、ステーが上下に動きます。
なので、5mm程、簡単にボルトの穴・ねじの位置が変わってしまいます。
とりあえず、取付け穴とステーの中心を合わせることなく、ステーの重さでやや下がった状態で締め付けました。
プレート取付け3
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<プレート取付け3>
ソケットレンチ(12mm)にエクステンションバー(150mm)を付けたTバーハンドルで、ナット・ボルトを締め付けます。
プレート取付け4
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<プレート取付け4>
トルクレンチで、ナット・ボルトを23N・mで締め付けます。
フロントステーを取付けた状態
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<フロントステーを取付けた状態>
こんな感じに付きました。
配線接続
あとは、メーターの配線を元に戻します。
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<配線接続>
- メーターの配線のコネクター(3ヶ所)を差し込みます
- コネクターカバーをコネクターの部分へ動かします
配線を接続した状態
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<配線を接続した状態>
これで、元に戻すことができました。
あとは、フロントカウル・パネル等を取り付けて完成です。
詳しくは、次回の整備記録「フロントカウル・パネル等の付け方」をご覧ください。
その後の取付け
この後のフロントカウル等の取り付けで、問題なくカウル・パネル等のボルトを締め付けることができました。
幸運なことに、各部品の変形はなかったようです。
中古で購入したため推測となりますが、恐らく一度も大きな転倒はしていないのでしょう。
仮にボルトの位置がずれてしまった場合は、
- 穴・ねじの位置がどちらにずれたか確かめた上
- ステーの位置をもう一度調整する必要があります
3. まとめ
フロントステーの付け方をまとめました。
付ける時に、なにかコツがあればお伝えしたかったのですが、普通に取り付けできてしまいました。
設計の精度が高いのかもしれません。
- ステーの重さでやや下がった状態で締め付けても、フロントカウル等への穴位置に影響はなかった