ウィンカー修理2【加工・接着】

駐輪場からバイクを出す時、フロント右側のウィンカーをぶつけて、折ってしまいました。
前回、整備記録「ウィンカー修理1【修理方法検討】」にて、修理方法を考え、スぺーサーも準備したので、修理に取り掛かります。

この記事より、以下を知ることができます。

  • 折れたウィンカーの修理方法
  • ウィンカーの材質を考慮した接着剤
  • 修理後の状態
作業日2023年 5月 27日
 目的メンテナンス・故障・修理
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 難易度
 作業時間3時間
 費用0円(持っているものを使用)
目次

1. 使うもの

スクロールできます
No. 名称 メーカー 型番 数量 金額[円]
ST1LEDウィンカー (首下長さ36mm) SAVAGE 12,453
1接着剤 ウルトラ多用途 S・Uソフトボンド051411681
2洗濯ばさみダイソー1110
3電動ドリルボッシュGBM13RE122,880
46.5mm刃1326
5スペーサー 5×25八幡ねじ4121128
6つまようじダイソー1110
7樹脂柄ドライバー(No.1プラス) KTCDPD-11(1,353)
8結束バンド (2.5mm)朝日電器KBF-N100100(BK)1175
28,216

2. ウィンカー修理2【加工・接着】(STEP1~13)

STEP

接着剤塗布

取付け部と本体の穴の芯が合うように、接着してから穴を広げます。

<接着剤塗布>

取付け部の折れた部分に、ポリプロピレンにも使える接着剤を塗ります。

STEP

接着剤乾燥

<接着剤乾燥>

洗濯ばさみで、接着部を挟み込み、1時間程固定しました。

STEP

穴加工前

それでは、ドリルで穴を広げます。

ミニバイスで取付け部を挟んで固定し、ドリルで穴を開けようとしたところ…

<穴加工前>

「ポロッ」
「本体が落ちちゃった~」

接着だけでは全然駄目なことが、よく分かりました。

STEP

穴開け

仕方がないので、取付け部と本体の穴を別々に広げることにしました。

<穴開け>

「サクサク削れて樹脂は楽だな~」なんて、気を抜いたのが運の尽き…

STEP

広げ過ぎた穴

ここからが、苦労の始まり。

取付け部と本体を別々に加工したので、予想通り芯が合わず。
穴を広げて帳尻を合わせようとしたら、今度は斜めに開けてしまい修復不能…

ドリルで穴を開けるのは難しいですね。

<広げ過ぎた穴>

結果どうなったかというと、何とも見事な楕円の穴が…

最初はスペーサーが軽く圧入されることをイメージしていましたが、これじゃガバガバで、その内ウィンカーの重さで傾いてきそう…(涙)

STEP

スペーサー接着

でも、諦めません。

<スペーサー接着>

これでもかと、スペーサーにたっぷりと接着剤を塗り、穴との隙間を埋めることにします。

なお、接着剤がスペーサーの内側に入らないよう、差し込む前にスペーサーの表面に塗りました。
これだけ接着剤を塗ったのにもかかわらず、外側へはみ出してきたのはごく一部だったという…(それだけ穴が楕円だった)

STEP

はみ出た接着剤除去

1週間乾燥させ(ただ、放置していただけ)、くっついた模様。

<はみ出た接着剤除去>

つまようじで、はみ出した接着剤をむしり取ります。

STEP

修理した本体

<修理した本体>

外から見ると至って普通。

穴開けで心を乱し、失敗をごまかそうと接着剤をたっぷりと塗ったのに、そんな苦労のあとは微塵もありません。(笑)

STEP

スペーサーの中

念のため、スペーサーの中に接着剤が入っていないか確かめます。

<スペーサーの中>

大丈夫なようですね。

STEP

LEDウィンカー組立て

それでは本体に配線を通していきます。

<LEDウィンカー組立て>

無事、配線を通すことができました。

STEP

組立てたLEDウィンカー

<組立てたLEDウィンカー>

レンズやコネクターを取り付け、ハーネスチューブの端を結束バンドで固定すれば完了です。

STEP

LEDウィンカー取付け

<LEDウィンカー取付け>

あとは、LEDウィンカーをアッパーサイドカウルに取り付ければ終了です。

(詳しくは整備記録「フロントウィンカーの外し方・付け方」をご覧ください。)

とりあえず、形にすることができました。
初めは穴径に近いアルミのパイプを用意すべきだったと後悔していましたが、スペーサーが良い仕事をしてくれました。

STEP

その後

スペーサーの効果は素晴らしく、2年近く経った今でも、問題なく使えています。
また、接着剤は硬化後も軟らかいため、壊す前よりも、柔軟に曲がるようになりました。
接着剤、侮るなかれ。

でも、壊れたら、また記事にしようと思います。(笑)

3. まとめ

壊れた右前ウィンカーの加工・接着等について、まとめました。

樹脂が比較的軟らかいので、穴を開ける際は、手加減しながら開ける必要があります。
なので、ハンドドリルの方が、上手く開けられるかもしれません。

ウィンカー修理2【加工・修理】のまとめ
  • 穴を開ける際、広がらないように注意(多少広がっても、接着剤で調整可能)
  • 接着剤はポリプロピレンも使えるものを選択
  • スペーサーの効果は絶大、2年以上使えている
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