2回目の今回は、ドライブレコーダーの本体のブラケットを作ります。

<ドライブレコーダー本体の置き場所>
整備記録「ドライブレコーダー取付け1【取付け検討】」にて、バッテリーの上に置くことにしたので、以下を意識して作ります。
- バッテリーと本体の形に合うようにする
- ブラケットと本体をシンプルに固定する
また、ブラケットの作製は、少し手間は掛かりますが、以下の理由から意外と簡単に作れます。
- 市販のアルミ板を使う
- 板厚が薄いため、切断・曲げは容易
この記事より、以下を知ることができます。
- ドライブレコーダー本体のブラケットの作り方
- ブラケットと車体の固定方法
作業日 | 2021年12月12日 |
目的 | チューニング・カスタマイズ |
Shop or DIY | DIY |
難易度 | |
作業時間 | 12時間 |
費用 | 1,558円 |
1. 使うもの

No. | 名称 | メーカー | 型番 | 数量 | 金額[円] | 今回購入したもの |
1 | ユニホビー アルミ板1.0mm | 光 | HA1013 | 1 | 428 | |
2 | けがき針ペンシルタイプ | ストレート | 19-640 | 1 | 980 | |
3 | ハンドソー | – | – | 1 | 670 | |
4 | 耐水ペーパー (#320) | – | – | 1 | 185 | |
ST2 | ハンドニブラー | スリーアキシス | 11334 | 1 | 1,558 | ○ |
5 | ホームバイス 90mm | 藤原産業 | 220915 | 1 | (4,398) | |
6 | ハンマー | – | – | 1 | 1,648 | |
7 | 耐熱ペイント ブラック | ソフト99 | 08020 | 1 | 1,538 | |
ST8 | 小型焼付乾燥器 (CV-Junior) | カーベック | 1026 | 1 | 20,350 | |
8 | ポロンスポンジシート | イノアック | – | 1 | 625 | |
32,380 | 1,558 |
2. ドライブレコーダー取付け2【本体のブラケット作製】(STEP1~13)
アルミ板切出し1
では、作業を始めます。
本体のブラケットはシート下に隠れてしまい、何かがぶつかることはありません。
なので、強度よりも加工性を優先し、薄いアルミ板(厚さ:1.0mm)を使うことにします。

<アルミ板切出し1>
切断箇所と曲げ位置をけがいた後に、ハンドソーで切り出します。
切り口がジグザグになってしまったので、耐水ぺーパー(320番)で、平らに削りました。
アルミ板切出し2

<アルミ板切出し2>
ハンドニブラーで、溝を切り出します。
厚さが1mmしかないので、簡単に切れていきます。
この作業、意外と楽しくて、無心で切り続けてしまいます。
切り取った破片

<切り取った破片>
ハンドニブラーで切り取った破片は、6×2mm程の長方形をしています。
切り出したアルミ板

<切り出したアルミ板>
このように切り出しました。
ハンドニブラーを使えば、ハンドソーにはできない凹凸のある形状も自由に加工することができます。
アルミ板曲げ

<アルミ板曲げ>
バイスにアルミ板を挟み、ハンマーで叩いて折り曲げます。
厚みが1mmしかないので、簡単に曲げることができます。
加工したブラケット

<表側>
このように、仕上がりました。
この部分にドライブレコーダー本体を置きます。
想像以上に、きれいに加工できました。

<裏側>
この部分をバッテリーの上に載せます。
なお、ブラケットをバッテリーの上に置いた時に、プラスとマイナス端子がショートしない長さにしました。
ブラケット塗装
あとは、塗装をして、仕上げます。

<ブラケット塗装>
性懲りもなく耐熱塗料を塗りました。
耐熱塗装は、通常の塗装より塗料の密着性も良く、はがれにくい気がします。
焼付け

<焼付け>
焼付け乾燥器で、150℃・1時間の熱を掛けました。
塗装のムラができていましたが、乾燥すると意外と目立ちません。
塗装したブラケット

<表側>
このように、仕上がりました。

<裏側>
塗膜よりも、曲げる時に傷付けた傷の方が、目立ちますね。
スポンジシート貼付け
次に、スポンジシートをブラケットに貼り付けます。

<スポンジシート貼付け>
ドライブレコーダー本体に触れる部分とバッテリーに触れる部分に、1.5mmのスポンジシートを貼り付けます。
ドライブレコーダー本体のブラケット
これで、完成となります。

<表側>
黒にするとシックに見えますね。

<裏側>
塗装の質感により、鉄板のようにも見えます。
作ったブラケット

<作ったブラケット>
実は2個作っていて、
左: 1個目…2021年12月に作製(この後、作業が滞ってしばらく放置)
右: 2個目…2023年2~11月に作製
1個目の方ができが良かったのですが、本体を固定する結束バンドにリピートタイを使うことにしたので、作り直しました。
ドライブレコーダーを乗せた状態

<ドライブレコーダーを乗せた状態>
このようにドライブレコーダー本体を乗せます。
- ブラケットの固定はバッテリーを固定するゴムのバンドを使います
- ドライブレコーダー本体とブラケットの固定は、結束バンドを使います
整備記録「ドライブレコーダー取付け3【カメラのブラケット作製】」に続く。
3. まとめ
今回は、ドライブレコーダー本体のブラケットの作製について、まとめました。
アルミ板を加工するための道具は必要になりますが、作業そのものの難易度は高くないと思います。
一度工具をそろえてしまえば、色々なものを作ることができるので、是非お試しください。
- 加工性を優先し、薄いアルミ板を使用
- 焼付け塗装をすると、塗料の密着性もよく、ムラもごまかせる
- スポンジシートを貼り付けて、バッテリーと本体に傷が付かないようにした
- ブラケットの固定はバッテリーのゴムバンドを利用した
- 本体の固定は結束バンド(リピートタイ)を使う