1. バッテリーが弱ったら?
整備記録「エンジン始動せず」の続きです。
古いバッテリーは、しばらく乗っていないと、エンジンが掛かりにくくなりますよね。
天気の良い休日だけ乗るとすると、2~3週間乗れないことも多々あります。
そして、冬の間に3~4ヶ月乗らないと、バッテリーは完全にあがってしまいます。
一度バッテリーをあげてしまうと、あがり易くなるので、交換することが多いかもしれません。
しかし、バッテリーを頻繁に買い替えるのはもったいないので、私は充電器を使って充電しています。
ということで、今回は、以下の作業についてまとめました。
- バッテリーの清掃
- バッテリー液の補充
- バッテリーの充電
作業日 | 2021年3月28日 |
目的 | メンテナンス・故障・修理 |
Shop or DIY | DIY |
難易度 | |
作業時間 | 1時間(充電時間は含まず) |
費用 | 0円(持っているものを使用) |
2. バッテリー充電(STEP 1~11)
バッテリーのプラグ部清掃
<バッテリーのプラグ部清掃>
バッテリー液を補充するプラグ部分に砂やほこりが付いていたので、まず、歯ブラシで清掃します。
掃除しているとターミナル部分に入っているナットが「ポロッ」と落ちました。
気付かない内に落として、無くさないように注意します。
バッテリーのプラグ外し
<バッテリーのプラグ外し>
プラグをラジオペンチで挟んで、持ち上げます。
バッテリー液は希硫酸なので、安全めがねを掛けて作業しました。
バッテリー液の補充
<バッテリー液の補充>
バッテリー補充液に付いているホースをプラグ部分に差し込み、補充液を注いでいきます。
この補充液、20年以上前に買ったものですが、再び活躍する時が来ました。
というか、使って大丈夫かな?
バッテリー液補充前後
<補充前>
<補充後>
上限値まで注ぎました。
多ければ良いというわけではないですが、どうせ減るのならばと思ったので。
バッテリーの充電
さあ、これでバッテリーを充電することができます。
<バッテリーの充電>
換気の良い場所で充電器につなぎ、バッテリーを充電します。
充電は6時間以上、13時間未満で完了しました(充電後は自動停止)。
(夜間に充電が完了したので、時間は分からず…)
充電前後の電圧
<充電後の電圧>
充電前: 12.34V →充電後: 12.68V
充電して12.6Vを超えたので、大丈夫だと思います(少し心配)。
バッテリーの電圧測定
ところで、車両で電圧を測った時は11.69Vでしたが、バッテリーを外してしばらくしたら、12.34Vまで回復しました。
バッテリーの電圧を測るタイミングは、本当に難しいです。
本来は始動前に測るのが良いのかも。
バッテリー収納部清掃前後
取り付ける前にバッテリーの収納部を掃除しました。
針葉樹の葉っぱの破片でしょうか、結構汚れていたので、拭き取ります。
<清掃前>
<清掃後>
水抜き穴が2ヶ所あるので、そこから砂を落としたら、チェーンカバー上部に大量に落下…
ゴム板が敷いてありますが、こちらも掃除しました。
取付けたバッテリー
<取付けたバッテリー>
あとはバッテリーを取り付けて、終了です。
- ドレンホースを差し込むことを忘れずに
- 端子はプラス、マイナスの順でつなぎます
プラス側の端子カバー
納車時から気になっていましたが、プラスの端子カバーが役目を果たしていませんでした。
<納車時>
<調整後>
そこで、今回カバーの位置をずらしたのですが、やっばり少しずれています。
仕方ないですね
今後の対応
バッテリーの状態が良くなければ、今後、交換しなければなりません。
ユアサの12V5.5-4Aというバッテリーですが、純正部品は既に販売が終了していました。
なので、市販のバッテリーを購入する必要があります。
3. まとめ
私の乗る頻度では、バッテリーを十分に充電できないので、頭が痛いです。
キャブレターはエンジンが掛かれば何とかなる気がしますが、フューエルインジェクションはこういう時、面倒臭いですね。
- まめに乗れない場合は、バッテリーの充電で対応可能
- バッテリー液を補充する時は、安全めがねは必須
- 充電中は放置プレー
使用したもの:
No. | 名称 | メーカー・ブランド | 型番 | 数量 | 金額[円] |
1 | 歯ブラシ | – | – | 1 | (100) |
2 | ラジオペンチ(スタンダードタイプ) | KTC | PSL-150 | 1 | 3,930 |
3 | バッテリー強化補充液 | PRO STAFF | – | 1 | (400) |
4 | ProTec BATTERY CHARGER | (アルプス計器) | P2018Q | 1 | (28,200) |
5 | デジタルマルチメーター | 三和電気計器 | PM3 | 1 | 4,950 |
6 | 樹脂柄ドライバー クロス貫通タイプ(No.2プラス) | KTC | PDD1-2 | 1 | 1,420 |
※写真のNo.6は「No.2プラス」のところ、「No.1プラス」を置いてしまいました(間違い)