整備記録「ガソリンタンクカバーの外し方」にて、取り外したカバーを、取り付けます。
取外し・取付けする時に、カバーがガソリンタンクに引っ掛かり、左右に押し広げられます。
なので、少しでもこの負担を減らすことはできないか考えました。
この記事より、以下を知ることができます。
- ドレンホースを固定するグロメットの取付けについて
- ガソリンタンクカバーの付け方
- ガソリンタンクカバーをスムーズに取り付ける工夫
作業日 | 2022年 1月23日 |
目的 | メンテナンス・故障・修理 |
Shop or DIY | DIY |
難易度 | |
作業時間 | 30分以内 |
費用 | 0円(持っているものを使用) |
1. 使うもの
No. | 名称 | メーカー | 型番 | 数量 | 金額[円] |
1 | シリコングリス | – | – | 1 | (1,318) |
2 | マイクロファイバークロス | – | – | 1 | (197) |
3 | 樹脂柄ドライバー(No.2プラス) | KTC | PDD1-2 | 1 | 1,562 |
4 | 樹脂柄ドライバー(No.3プラス) | KTC | DPD-3 | 1 | (2,233) |
5 | スライドヘッドハンドル | KTC | BHM3 | 1 | 2,970 |
6 | クイックスピンナ | KTC | BE3-Q | 1 | 2,046 |
7 | エクステンションバー (250mm) | KTC | BE20-250 | 1 | (2,783) |
8 | ビットソケット (10mm) | KTC | BT3-10 | 1 | 880 |
13,989 |
2. ガソリンタンクカバーの付け方(STEP 1~13)
ドレンホースの固定
<ドレンホースの固定>
作業中に気が付いたのですが、ガソリンタンク左側にあるドレンホースを固定するグロメットが、リブの上に乗っています。
本来、グロメットをタンクの溝に取り付けるのが正しい姿だと思います。
また、ヘインズの写真もそうなっていました。
グロメットを正しく取付た状態
試しにグロメットをガソリンタンクの溝に取り付けました。
<横から>
するとグロメットが変形し、ホースが圧迫され、内径が狭められてしまいます。
<上から>
さすがに、これでは本末転倒ですね。
タンクの穴径が小さいのかもしれません。
なので、結局STEP 1のままにしました。
この状態でもドレンホースがタンクに触れることはないので、用をなしている気もします。
ワッシャー
それでは、ガソリンタンクカバーの取り付けに入ります。
<ワッシャー>
ワッシャーは2枚あるので、取り付ける位置に注意します。
左側: カバーの上側に付けるワッシャー
右側: カバーの下側に付けるワッシャー
ワッシャー取付け
<ワッシャー取付け>
ガソリンタンクを固定するボルトの上に、STEP 3の写真右側のワッシャーを取り付けます。
シリコングリス塗布
<シリコングリス塗布>
ガソリンタンクカバーとガソリンタンクがこすれる部分に、シリコングリスを薄く塗りました。
これだけで、カバーの引っ掛かりが少なくなる気がします。
写真の左側(前方)にも塗りましたが、こちらはカバーは当たらないようです。(この部分は、不要でした。)
ガソリンタンクカバー取付け1
<ガソリンタンクカバー取付け1>
- ステアリングのボルト部分にマイクロファイバークロスを敷きます
- ガソリンタンクキャップを外します
ガソリンタンクカバー取付け2
<ガソリンタンクカバー取付け2>
ガソリンタンクカバーをガソリンタンクに被せます。
カバーの縁(○部)にガソリンタンクに塗ったシリコングリスが付いていたので、結構、強くこすれたことが分かります。
ガソリンタンクキャップ取付け
<ガソリンタンクキャップ取付け>
カバーをタンクに被せたら、すかさずガソリンタンクキャップを取り付けます。
ガソリンタンクカバー取付け3
<ガソリンタンクカバー取付け3>
- ガソリンタンクカバーを両側から挟み、プラスドライバー(No.2)で、左右のカバーを固定するスクリューを締め付けます
- プラスドライバー(No.3)で、シート側の左右のスクリューを仮締めします
ガソリンタンクカバー取付け4
<ガソリンタンクカバー取付け4>
ソケット(10mm)を付けたTバーハンドルで、ステアリング側の袋ナットを締め付けます。
そして、シート側の左右のスクリューを締め付けます。
締付た袋ナット
<締付た袋ナット>
締め付けると、こんな感じになります。
キャップ取付け
<キャップ取付け>
袋ナットの先端にキャップを取り付けます。
取外しの時に触れた、亀裂が見えます。
そのうち交換しようと思います。
ガソリンタンクカバーを取付けた状態
<ガソリンタンクカバーを取付けた状態>
何とかガソリンタンクカバーを壊さずに、元に戻せました。
カバーに負担が掛かるので、正直、あまり取り外し・取り付けはやりたくないですが…
3. まとめ
ガソリンタンクカバーの付け方をまとめました。
外す時と同じようにカバーに負担が掛かるので、少しでも負担が減るよう工夫しました。
- タンクにシリコングリスを塗り、カバーの引っ掛かりを減らす
- カバーに傷を付けないようにするため、ステアリングヘッドボルトをマイクロファイバークロス等で養生する
- カバーを付ける時は、左右に少し広げる