ポジションバルブの外し方・付け方をまとめます。
合わせて、整備記録「LEDポジションバルブキット組立て」にて準備した、LEDポジションバルブに交換します。
ポジションバルブは、左右のヘッドライトユニットの中にあり、バルブの形状はT10です。
バルブを外せるようになると、以下の作業が可能になります。
- 切れたバルブの交換
- 高性能バルブへの交換
- LEDバルブへの交換
この記事より、以下を知ることができます。
- ポジションバルブの外し方・付け方
- LEDバルブに交換する際の注意点
| 作業日 | 2022年 11月 5日 |
| 目的 | メンテナンス・故障・修理 |
| Shop or DIY | DIY |
| 難易度 | |
| 作業時間 | 15分 |
| 費用 | 0円(持っているものを使用) |
1. 使うもの
(工具を使わずに作業できます)
2. ポジションバルブの外し方・付け方(STEP1~13)
ポジションバルブのソケット外し1
以下、断りがなければ左側のポジションバルブとなります。

<ポジションバルブのソケット外し1>
ポジションバルブのソケットを、指で引っ張って外します。
切れたソケットの後端
固くてなかなか抜けないので、ラジオペンチで引っ張ったら…

<切れたソケットの後端>
なんと、表面が簡単に千切れてしまいました。(涙)
なので、ラジオペンチ等で、ゴムの薄い部分をつかんではいけません。
ポジションバルブのソケット外し2

<ポジションバルブのソケット外し2>
ソケットの先端はなんとか抜けたものの、配線の長さに余裕がなく、ここまでしか抜けません。
仕方がないので、少し無理をしてさらに10mmほど引っ張り出しました。
しかし、これを何度も繰り返すと、ソケット内の端子や配線が痛む気がします。
フロントパネル外し

<フロントパネル外し>
なので、配線の長さに余裕がない場合は、負担をかけないよう、フロントパネルを外すのがベストです。
しかし、フロントパネルを外すのは、結構手間がかかるんですよね…
詳しくは整備記録「フロントカウル・パネルの外し方」をご覧ください。

抜いたポジションバルブのソケット

<抜いたポジションバルブのソケット>
このように、抜けました。
ポジションバルブ外し

<ポジションバルブ外し>
あとは、ポジションバルブを指で引っ張ります。
ヘッドライト点灯(エンジンをかけていた)直後は、電球が非常に熱くなっているため、絶対に触れないようにしましょう。
交換するポジションバルブ

<交換するポジションバルブ>
今回は、外したポジションバルブを使わずに、整備記録「LEDポジションバルブキット組立て」にて準備した、T10のLEDバルブを取り付けます。
組み立ての詳細は、整備記録「LEDポジションバルブキット組立て」をご覧ください。

ポジションバルブ新旧比較
それでは、バルブの新旧比較をします。

<バルブ側>
左: ハロゲンバルブ…1.3g
右: LEDバルブ…1.3g
共に1.3gですがLEDバルブの方が、1mm程長いです。

<ソケット側>
左: ハロゲンバルブ
右: LEDバルブ
形は違いますが、取り付ける部分は同じなので、問題なく使えます。
ただし、LEDの部分の外径が13mmを超えると、ヘッドライトユニットの穴に通せないかもしれません。
点灯確認
LEDバルブをソケットに挿し込んで、点灯するか確かめます。

<点灯確認>
LEDは極性があり、逆に取り付けると点灯しません。
なので、点灯しないときは、端子の向きを変えて挿し直します。
ポジションバルブのソケットの極性は、以下となります。
+: 黄色と黒のストライプ
-: 黒
LEDバルブに付けた赤い印を、黄色と黒のストライプの線側に取り付けました。
あとはポジションバルブのソケットをヘッドライトユニットの穴に挿し込みます。
そして、同じように右側のポジションバルブも交換します。
取付けた状態

<取付けた状態>
LEDの発光点が3つあるので、にぎやかです。
交換前後比較
それでは、点灯状態を交換前後で比較します。

<交換前: ハロゲンバルブ>

<交換後: LEDバルブ>
ハロゲンバルブの色をしっかりと再現しています。
光の反射でライト内の陰影が変わり、イメージも変わる気がします。
交換前後比較(右側)1
今回、ロービームのLEDヘッドライト(6000K)の色に合わせるため、電球色のLEDを準備しました。
果たして、色は合うでしょうか。
※ロービームのLEDヘッドライトの取り付けについては、後日掲載します。

<交換前: ハロゲンバルブ>

<交換後: LEDバルブ(電球色)>
「ムムム、色が合っていないな(笑)」
交換前後比較(右側)2
車用のスペアバルブ(白色)を付けてみました。

<参考: LEDバルブ(白色)>
「こちらの方が、色がマッチしている気が…」
でも、電球色の方が視認性が良いと思うので、妥協点としました。
3. まとめ
ポジションバルブの外し方・付け方について、まとめました。
作業自体は簡単ですが、ソケットを壊したり、配線に負担を掛けないように注意しましょう。
- ソケットを抜くとき、ラジオペンチ等で、ゴムの薄い部分をつかんではいけません
- 配線の長さに余裕がない場合は、負担をかけないようフロントパネルを外すことをお勧め
- ヘッドライト点灯直後は、決して電球に触れない
- LEDの部分の外径が13mmを超えると、ヘッドライトユニットの穴に通せない可能性がある
- LEDバルブが点灯しないときは、端子の向きを変えて挿し直す
