各種ブラケットを準備したので、ドライブレコーダーを車体に取り付けていきます。
ドライブレコーダーは、ミツバサンコーワ / EDR-21Aです。
整備記録「ドライブレコーダー取付け1【取付け方法検討】」にて決めた、各部品の取付け位置と配線の取り回しは以下となります。

<配策>
- ドライブレコーダー本体…バッテリーの上
- リアカメラ…ナンバープレートブラケットの右横
- フロントカメラ…フロントカウルの右下
- スイッチ…左ハンドルのレバーホルダー取付け部
※中継コネクターの接続位置については、作業の中で触れていきます。
5回目の今回は、ドライブレコーダーの本体を取付けます。
この記事より、以下を知ることができます。
- ドライブレコーダー本体の取付け方法
- ドライブレコーダー本体の配線の取り回し方
- 取付けに伴い必要となる作業
作業日 | 2023年 12月 1日 |
目的 | チューニング・カスタマイズ |
Shop or DIY | DIY |
難易度 | |
作業時間 | 6時間 |
費用 | 0円(持っているものを使用) |
1. 使うもの

No. | 名称 | メーカー | 型番 | 数量 | 金額[円] |
ST3 | ドライブレコーダー | ミツバサンコーワ | EDR-21A | 1 | 39,380 |
1 | 結束バンド (2.5mm) | 朝日電器 | KBF-N100100(BK) | 2 | 175 |
2 | ミニチュアニッパー | ホーザン | N-35 | 1 | 3,465 |
3 | コルゲートチューブ (φ7) | 朝日電器 | SR-070H | 1 | (516) |
4 | 絶縁テープ | オーム電機 | DE1910K | 1 | (84) |
5 | 圧着ペンチ | ホーザン | P-704 | 1 | 5,148 |
6 | ギボシ端子 オス, スリーブ | – | – | 1 | 153 |
7 | 電工ペンチ | ストレート | 12-679 | 1 | 630 |
8 | 結束バンド(リピートタイプ) | 朝日電器 | KBR-N200010(BK) | 2 | 312 |
9 | 結束バンド (4.8mm) | 朝日電器 | KBZ-N200100 | 3 | 769 |
50,632 |
2. ドライブレコーダー取付け5【本体取付け】(STEP1~23)
作製したブラケット

<作製したブラケット>
カメラ・スイッチ等を、好みの場所に取り付けるため、各種ブラケットを準備しました。
各ブラケットの作製は、以下の整備記録をご覧ください。
本体のブラケット作製:

カメラのブラケット作製:

スイッチのブラケット作製:

カウル・パネル等の取外し
まず、ドライブレコーダー本体を取り付けるため、サイドカウル・パネル、リアカウル・パネル、ボックスを外します。
詳しくは以下の整備記録をご覧ください。
サイドカウル・パネル等の外し方:

リアカウル・パネル・ボックス等の外し方:

ドライブレコーダー本体仮付け

<ドライブレコーダー本体仮付け>
ドライブレコーダーの本体をバッテリーの上に乗せ、配線を車体にあてがってみます。
バッテリーの上に本体を置いてしまったので、1mある電源ケーブルが、まるごと余ってしまうんですよね。
仕方がないので、一旦後方に振り出し、折り返すことにしました。
本体の配線の取り回し

<本体の配線の取り回し>
ドライブレコーダーの本体から4本の配線が出ていますが、
- フロントカメラ・スイッチケーブル → 前方へ
- リアカメラ・電源ケーブル → 後方へ
取り回します。
中継コネクター接続

<中継コネクター接続>
後方へ振り出した電源ケーブルに、端子側電源ケーブルをつなげます。
- 中継コネクターの矢印部分を合わせ
- リングを締め付けます
このコネクターにはOリングが入っているので、防水性も十分に確保されているはず。
電源ケーブルの取り回し

<電源ケーブルの取り回し>
- 折り返し位置
中継コネクターから約85mmの位置で折り返すことにしました。 - 電源コード(青:IG ONで12V, OFFで0V)分岐
中継コネクターから約175mmの位置で分岐することにしました。
折返し部固定
STEP 3~6にて電源ケーブルを通す位置を決めたので、ドライブレコーダーの本体を車体から外し、配線をまとめていきます。

<折返し部固定>
中継コネクターの溝を利用して、結束バンドで配線を固定します。
コルゲートチューブ取付け1

<コルゲートチューブ取付け1>
- 180mmに切ったコルゲートチューブ(φ7)に電源ケーブルと電源コード(3本)を収め
- 絶縁テープを巻き付けていきます
電源コード分岐

<電源コード分岐>
- 中継コネクターから約175mmの位置で、コルゲートチューブの中から電源コード(青)を取り出し
- 分岐から約85mmの位置で電源コード(青)を切ります
電源コードの端子圧着

<電源コードの端子圧着>
スリーブを通してから、8mm程外覆をむき、芯線を折り返します。
そして、電工ペンチで、ギボシ端子を圧着します。
コルゲートチューブ取付け2

<コルゲートチューブ取付け2>
- 80mmに切ったコルゲートチューブ(φ7)にスイッチケーブルと電源コード(2本)を収め
- 電源コード(赤)に付いているヒューズから約20mmの位置に合わせ、絶縁テープを巻き付けていきます
※写真はフロントカメラケーブルとまとめていますが、この後、取り回しを見直しして、スイッチケーブルへ替えました。
配線をまとめたドライブレコーダー本体

<配線をまとめたドライブレコーダー本体>
このようにまとめました。
コルゲートチューブを使ったのは、電源コードの保護と固定が目的です。
このままの形で、車体に付けることができるので、取外し・取付が楽になるはずです。
ドライブレコーダー本体の配線固定1
では、ドライブレコーダー本体を車体に取り付けていきます。
まず、バッテリーを外します。
(詳しくは、整備記録「エンジン始動せず」のSTEP 6~10をご覧ください。)


<ドライブレコーダー本体の配線固定1>
フロント側へ送る配線を、ハーネスプロテクターの中に収めます。
フロントカメラケーブルとスイッチケーブルは、とりあえず、フレーム右側に取り出しました。
ヒューズのキャップがしっかり締まっていないですね。
写真を見て、今気が付きました。(笑)
STEP 13のA部
電源コード(赤:プラス)を固定します。

<STEP 13のA部>
- 他の電源配線とともに絶縁テープで固定し
- 丸端子が大きく、端子カバーの中を通せないので、バッテリーのプラス端子の側に直接取り出しました
盗難警報機の配線と同じように取り回しました。
STEP 13のB部
電源コード(黒:マイナス)を固定します。

<STEP 13のB部>
収縮チューブ部分に結束バンドで固定し、丸型端子をバッテリーのマイナス端子の上に取り出します。
そして、ハーネスプロテクターを閉じ、バッテリーを取り付けます。
ドライブレコーダー本体のブラケット取付け

<ドライブレコーダー本体のブラケット取付け>
ドライブレコーダー本体のブラケットをバッテリーの上に乗せ、バッテリーを固定するゴムバンドと共締めします。
この時、結束バンド(2本)もブラケットの下に通しておきます。
ドライブレコーダー本体の固定1

<ドライブレコーダー本体の固定1>
横によけておいたドライブレコーダーの本体をフレーム側へひっくり返します。
ドライブレコーダー本体の固定2

<ドライブレコーダー本体の固定2>
ドライブレコーダー本体をブラケットに乗せ、結束バンド(2本)で固定します。
本体からの配線の曲げを緩くするため、少し右寄りに配置して固定しました。
結束バンド切断

<結束バンド切断>
左側中程から後方に掛けてメインハーネス等を押さえる結束バンド(3ヶ所)を、ニッパーで切断します。
ドライブレコーダー本体の配線固定2

<ドライブレコーダー本体の配線固定2>
電源ケーブルとリアカメラケーブルをメインハーネスに沿わせます。
- 折り返し部分は、盗難警報機の配線に抑えられるように通します
- 中継コネクターの外径が大きいので、メインハーネスを中心側に寄せ、すき間に奥に押し込んでいます
- リアカメラケーブルは、とりあえず遊ばせておきます
ドライブレコーダー本体の配線固定3

<ドライブレコーダー本体の配線固定3>
ケーブルを取り回したので、結束バンド(3ヶ所)で固定します。
ドライブレコーダー本体の配線固定4

<ドライブレコーダー本体の配線固定4>
電源コード(青)もイグニッションON配線の近くに、絶縁テープで仮止めしておきます。
イグニッションON配線については、整備記録「イグニッション電源の取出し」をご覧ください。)

取り付けたドライブレコーダー本体

<取り付けたドライブレコーダー本体>
まだ、カメラやスイッチの配線をつなげていませんが、このようになりました。
正直、余った配線の処理には、四苦八苦しました。
でも、その内、取り回しを変えるかもしれないので、この進め方が正解な気がします。
ドライブレコーダー取付け6【リアカメラ取付け】へ続く。
3. まとめ
ドライブレコーダーの本体を車体に取り付ける工程をまとめました。
取り付け位置を確認した後、コルゲートチューブなどで配線をまとめておくと、後の作業がスムーズになります。
また、配線や部品を黒で統一すると、純正風の仕上がりになり、後付け感が軽減されます。
- 余分な電源配線は、後方へ逃がしておくと見た目もすっきりします
- 同じ方向・同じ箇所に取り回す配線は、コルゲートチューブでまとめると整理しやすくなります
- 本体のブラケットはバッテリーの上に配置し、バッテリー固定用のゴムバンドで共締めします