整備記録「ドライブレコーダー取付け8【スイッチ取付け】」の続きです。
最後となる9回目は、取り付けたドライブレコーダーの動作確認とカメラの調整を行います。
ドライブレコーダーは、ミツバサンコーワ / EDR-21Aです。
取り付けたカメラの位置からどのように映像が映るか、ご紹介します。
この記事より、以下を知ることができます。
- 動作確認方法
- カメラ・スイッチの取付け状態
- 実際に記録された映像のサンプル
作業日 | 2023年 12月 16日 |
目的 | チューニング・カスタマイズ |
Shop or DIY | DIY |
難易度 | |
作業時間 | 1時間 |
費用 | 0円(持っているものを使用) |
1. 使うもの

No. | 名称 | メーカー | 型番 | 数量 | 金額[円] |
ST1 | ドライブレコーダー | ミツバサンコーワ | EDR-21A | 1 | 39,380 |
1 | 樹脂柄プラスドライバー (No.2) | KTC | PDD1-2 | 1 | 1,606 |
ST3 | Moto DR (ソフトウェア) | ミツバサンコーワ | – | 1 | 0 |
2 | ロング六角棒レンチ (2.5mm) | KTC | HLD250-2.5 | 1 | 1,122 |
42,108 |
2. ドライブレコーダー取付け9【動作確認とカメラ位置調整】(STEP1~18)
バッテリー接続

<バッテリー接続>
まずは、配線をバッテリーへつなぎ、ドライブレコーダーが、正常に通電するか確かめます。
ドライブレコーダー本体が、プラス側の端子に被さっているため、一度外してから、端子をつなぎました。
信号線接続

<信号線接続>
次に、電源配線(青)のギボシ端子を、イグニッション電源の配線へつなげます。
イグニッション電源の詳細は、整備記録「イグニッション電源の取出し」をご覧ください。

Moto DR

<Moto DR>
イグニッションスイッチをONにして、スマートフォンでミツバサンコーワのアプリ「Moto DR」を立ち上げます。
通信状態が不安定だったのか、ドライブレコーダーとの接続に時間を要したのはご愛嬌。
設定画面から、前後カメラの映像画像を確かめ、正常に映っていることを確かめました。
前後カメラ位置設定

<前カメラ位置設定>
ヘキサゴンレンチ(2.5mm)で、カメラリングを緩め、カメラの回転方向と高さを調節します。
スマートフォンの画面を見ながら調整しますが、広角レンズのため、回転方向の微調整は、なかなか難しいです。
また、録画した映像の見方も事前に確かめておきました。
これでいつでも画像を確かめることができます。
ドライブレコーダー本体1
それでは、カウル等を取り付けた状態の写真をまとめます。

<ドライブレコーダー本体1>
ドライブレコーダーの本体は、このように収まりました。
もちろん、問題なくシートを取り付けることができます。
ドライブレコーダー本体2

<ドライブレコーダー本体2>
ボックスとのすき間が、かなりギリギリでした。
リピートタイプの結束バンドが、軽く当たっていますが、なんとか収まりました。
結束バンドを緩めれば、ドライブレコーダー本体を動かすことができるため、
- SDカードの出し入れ
- バッテリーの取外し・取付
も、問題なくできます。
あっ、端子カバーが潰れていますね。(笑)
シート下スペース

<シート下スペース>
意外とリアカメラの束ねた配線が、シート下スペースを圧迫しています。
車載工具も一部が当たっています。
それでも、ヘルメットやシートバックのロックを入れるスペースは確保できました。
リアカメラの状態1
次にリアカメラの状態。

<リアカメラの状態1>
リアサイドカウルの下に隠れる位置に設置したため、シートバックの取り付けや乗車時にぶつける心配はありません。
リアカメラの状態2

<リアカメラの状態2>
STEP 8の赤枠部分を拡大した写真となります。
リアサイドカウルやフェンダーレスキットに当たらない位置に設置できました。
リアカメラの状態3

<リアカメラの状態3>
少し違う角度から。
リアサイドカウルとカメラのすき間も考慮して設置したため、洗車時にマイクロファイバークロスでカウルを拭き上げることもできます。
このすき間を作るため、ブラケットのカメラの下側を大きく折り曲げました。
リアカメラの状態4

<リアカメラの状態4>
後方から。
サイドカウルの下側に設置されていることが、分かるかと思います。
雨の日は基本的に乗りませんが、多少の雨なら直接掛かかることはなさそうです。
ただし、リアタイヤが跳ね上げる泥水については、カメラが下側の板よりも飛び出しているため、もろに掛かってしまうかもしれません。
フロントカメラの状態1
そして、フロントカメラの状態。

<フロントカメラの状態1>
アッパーサイドカウルを避けるように、絶妙な位置に取り付けました。
言わなければ、だれもその存在に気づかないかもしれません。
フロントカメラの状態2

<フロントカメラの状態2>
STEP 12の赤枠部分を拡大した写真となります。
この部分は、自作のメリットを最大限に生かせた箇所かもしれません。
シンプルなブラケットを一つ作ることで、想像以上にスマートに取り付けることができました(自画自賛ですが)。
フロントカメラの状態3

<フロントカメラの状態3>
両面テープの厚さを考慮しなかったため、アッパーサイドカウルとのすき間が、ぎりぎりになってしまいました。
それでも、1~2mm程のすき間は確保できています。
フロントカメラの状態4

<フロントカメラの状態4>
前方から。
フロントフォークが動いても、フロントフェンダーに当たることはありません。
スイッチの状態
そして、スイッチ。

<スイッチの状態>
カワサキのエリミネーターの取り付け位置を参考にさせてもらいました。
この位置ならば、肝心なときにとっさにスイッチを押すことができます。
リア画像
最後に撮影した映像をご紹介します。

<リア画像>
ドライブレコーダーの映像は、車体の一部が画面に映るように設置するのが望ましいです。
今回、上手く映すことができました。
右側に設置しましたが、左後方からの衝突時も対応できそうです。
フロント画像

<フロント画像>
こちらも、車体の一部が映っており、上手く設置できました。
なお、画面右下に、日時が入ります。
3. まとめ
ドライブレコーダーの動作確認とカメラ位置を調整する工程をまとめました。
電源やイグニッション電源の接続忘れ、または、中継コネクターの未接続がなければ、ドライブレコーダーは正常に作動するはずです。
カメラの位置調整は、ある程度水平が出ていれば、問題ないでしょう。
今回、ドライブレコーダーを無事取り付けましたが、これで大人げない運転も、全て記録に残ってしまいます。(笑)
今まで以上に、安全運転を心掛けなければいけませんね。
- 映像は、車体の一部が画面に映るように設置するのが望ましいです
- 自分の運転の記録が残ることを忘れずに