スタンドフック取付け

まず、スイングアームにねじ穴を加工します。
ヤマハで使用されているスタンドフックのねじサイズは、M6のピッチ1.0となります。

詳細は、整備記録「スタンドフックのねじ穴加工」をご覧下さい。

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＜加工したねじ穴＞

＜スイングアームのねじ穴周り＞

ねじ穴加工時にあてがったガイドバーが、こすれたのでしょうか。
左上に傷が付いている気が…（涙）

ガイドバーの養生が不十分だった?

出鼻をくじかれましたが、気を取り直して、スタンドフックを取り付けます。

＜準備したスタンドフック＞

J・Tripのジュラコンのスタンドフックを準備しました。

取付け後の見栄えを考え、

• ワッシャーを黒色に塗り…色を黒で統一
• ボルトの先端に付けるキャップを購入しました…いたずら防止も兼ねてます

＜スタンドフック取付 1＞

スリーブ・ワッシャーに六角穴付きボルトを通し、スタンドフックに差し込みます。

＜ねじロック剤塗布＞

YZF-R125は小排気量で高回転を多用するため、振動が激しいです。
なので、緩み防止としてねじロック剤を塗ります。

＜スタンドフック取付 2＞

ヘキサゴンソケット（5mm）を付けた早回しで、スタンドフックをスイングアームに締め付けます。

＜スタンドフック取付 3＞

そして、トルクレンチにて、ボルトを7N・mで締め付けます。

締付けトルクについては、J・TripのV受けの説明書に記載がありました。
6mmボルト使用の場合： 5～8N・m

※
作業時に写真を撮り忘れたので、ホイールを付けた後に撮影しました
（ピンボケご容赦）

＜キャップ取付＞

最後にキャップを被せます。

あとは、リアホイールを取り付けて完了です。

＜スタンドフックを取付けた状態＞

こんな感じになりました。

ジュラコンの艶とスイングアームの鋳肌の色が合っている気がします。
でも、華はないかな…

それでは、前後比較をします。

＜スタンドフックを付ける前＞

後端にスタンドを掛けると、アクスルシャフトの取り外しに不自由がありました。

＜スタンドフックを付けた後＞

うん、狙い通り。

これでV受け2で確実にリアスタンドを掛けることができ、リアのアクスル周りの作業性も良くなります。

＜L受けでリアスタンドを掛けた状態＞

一度も外れたことはありませんが、端に掛けることに抵抗がありました。

＜V受け2でリアスタンドを掛けた状態＞

掛けそこないも少なくなるし、なにより左右の傾きがほとんどなくなったのが嬉しいです。

と、ここまでV受け2に前向きなコメントを書いてきましたが、そんなに甘くはありませんでした。
実際にやってみると色々と問題が出るんですよね…

（詳しくは次回の整備記録「リアスタンドの受け交換」をご覧ください。）

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