1. タンデムステップを外します
私、タンデムすること、ないんですよね。
なので、使うことのないタンデムステップを外すことにしました。
タンデムステップを外すと、リアカウル周りがシンプルになり、R125のシャープな造詣が引き立ちます。
一方、外したままにすると、雨天走行時や洗車時にマッドガードの中に水が入ってしまう気も。
そこで、今回、外すだけではなく、外した後の処理もまとめました。
この記事より、以下を知ることができます。
- タンデムステップの外し方
- タンデムステップ取外し後の処理 (タンデムホールカバーの作製)
- タンデムステップを外した状態
作業日 | 2021年 6月20日 |
目的 | チューニング・カスタマイズ |
Shop or DIY | DIY |
難易度 | |
作業時間 | 2時間 |
費用 | 716円 |
使うもの:
No. | 名称 | メーカー | 型番 | 数量 | 金額[円] | 今回購入 |
1 | スライドヘッドハンドル | KTC | BHM3 | 1 | 2,970 | |
2 | クイックスピンナ | KTC | BE3-Q | 1 | 2,046 | |
3 | エクステンションバー (250mm) | KTC | BE20-250 | 1 | (2,783) | |
4 | ビットソケット (10mm) | KTC | B3-10 | 1 | 880 | |
5 | ラチェットレンチ | KTC | BR3E | 1 | 6,182 | |
6 | エクステンションバー (75mm) | KTC | BE3-075 | 1 | 1,529 | |
ST6 | EPDMスポンジ | iteck | KSEP-1011 | 1 | 158 | ○ |
ST6 | 低頭キャップ M8×1.25, 20mm | 八幡ねじ | 671 | 2 | 396 | ○ |
ST6 | スリーブ M8用, 外径φ10 | 八幡ねじ | 481 | 1 | 98 | ○ |
ST6 | フランジナット M8 | – | – | 4 | 64 | ○ |
7 | カッター | – | – | 1 | (500) | |
8 | ポンチ (10mm) | ストレート | 19-569 | 1 | 3,950 | |
9 | 両面テープ (10mm幅) | ダイソー | – | 1 | (110) | |
10 | ヘキサゴンビットソケット (4mm) | KTC | BT3-04S | 1 | 1,012 | |
22,678 | 716 |
2. タンデムステップの取外し(STEP 1~14)
リアカウル他を外した状態
<リアカウル他を外した状態>
まず、リアカウル・リアパネル・ボックス・マッドガードを外します。
それぞれの部品の外し方は、整備記録「リアカウル・パネル等の外し方」をご覧下さい。
ボックスを外さなくてもタンデムステップを外せますが、作業性はとても悪いです。
一方、マッドガードを外さなくても作業できますが、作業の流れと写真の撮りやすさから、外しています。
タンデムステップ外し1
以下、断りがなければ、右側のタンデムステップとなります。
<タンデムステップ外し1>
ソケット(10mm)を付けたTバーハンドルで、ステップを固定するボルト(2ヶ所)を外します。
ねじロック剤が付いているので、結構固いです。
やはり、ボックスを外すことをお勧めします。
タンデムステップ外し2
<タンデムステップ外し2>
ねじロック剤が付いているので、ボルトを外すまで、硬い状態が続きます。
ある程度緩むとタンデムステップが遊びだすので、手で押さえながら緩めます。
押さえていないと、最後にマフラーの上に落ちてしまうかも。
外したタンデムステップとボルト1
<外したタンデムステップとボルト1>
ねじ部にしっかりと青いねじロック剤が付いていました。
どうりで、いつまでたっても硬い訳です。
同じように左側も外します。
外したタンデムステップとボルト2
<外したタンデムステップとボルト2>
こんな感じで、外れました。
片側588gなので、合計1,176gでした。
アルミ製なので、思っていたよりも軽いです。
準備した部材
タンデムステップを外すと、その部分にすき間ができてしまいます。
なので、EPDMのスポンジを使って、タンデムホールカバーを作り、埋めることにします。
両面テープで貼り付けるだけでは、走行中にはがれて無くなりそうなので、ボルト・スリーブ・ナットを使って固定します。
<準備した部材>
写真は左から、
- EPDMスポンジ
- 低頭キャップ M8×1.25, 20mm
- スリーブ M8用, 外径φ10
- フランジナット M8
となります。
スポンジ加工1
<スポンジ加工1>
マッドガードのすき間に合わせて、カッターで切り出します。
EPDMは劣化すると縮むと製品説明にあったので、1~2mm大きめに切りました。
大きさ: 91×25×10mm(縦×横×スポンジの厚さ)
カッターが刃こぼれていたこともあり、切断面がぼそぼそに。
でも、刃を交換しても、あまりきれいに切れなかった…
スポンジ加工2
<スポンジ加工2>
現物合わせで、フレームの穴位置を確かめ、ポンチ(10mm)で穴を開けます。
軟らかいせいか、ポンチで叩き貫くと、鼓のような形にくり貫けます。
タンデムホールカバー
<タンデムホールカバー>
こんな感じで作りました。
実は右の方がマッドガードのすき間は大きいので、1mm程大きく作ってあります。
スポンジ取付1
<スポンジ取付1>
車体に両面テープを張り付け、フレームの穴に合わせて貼り付けます。
スポンジ取付2
<スポンジ取付2>
次に、ソケット(12mm)にてフランジナットを押さえ、ヘキサゴンソケット(4mm)で低頭ボルトを締め付けます。
マッドガード他取付け
そして、マッドガード・ボックス・リアカウル・リアパネルを取付けます。
(詳しくは後日記載の整備記録「リアカウル・パネル等の付け方」をご覧ください。)
スポンジを取付けた状態
<リアカウルを付ける前>
<リアカウルを付けた後>
こんな感じになりました。
スポンジの厚さが1mmちょっと薄ければぴったりでしたが、薄く切る技もなく…
その内、スポンジが縮んだら、丁度良くなる?
タンデムステップ取外し後
<タンデムステップ取外し後>
フェンダーレスキットを付けていることもあり、かなりスッキリとした外観になりました。
スポンジがリアカウルからわずかに飛び出していますが、これくらい離れると全く分からないレベル。
違和感がなく、良かったです。
3. まとめ
今回、タンデムステップを外すと同時に、タンデムホールカバーを作製・取り付けました。
ホームセンターで買える部品から作る、ちょっとしたいじりをご紹介しました。
見た目がスッキリしましたが、それだけではなく、実際に軽くなりました。
スポンジとボルト等の合計の重さは、片側33gで、合計66g。
タンデムステップ+外したボルトの重さから差し引いて、1,110gの軽量化となりました。
ただし、5gのスポンジを固定するために使ったボルト類は、少し大げさでしたが。(笑)
- タンデムステップを外す時は、ボックスを外すことをお勧め
- タンデムホールカバーは、市販の部品で作製できる
タンデムステップを外すと、 - スッキリとした外観となり、レーサーのイメージに近づいた
- 1,110gの軽量化となった