リアスタンドの受け交換

目次

1. スタンドフックを付けたので

YZF-R125(5D7W)にJ・tripのスタンドフックを付けたので、それに合わせてリアスタンドの受けを交換します。

(詳しくは整備記録「スタンドフック取付け」をご覧下さい。)

この記事より、以下を知ることができます。

  • リアスタンドの設定
  • スタンドフックでリヤスタンドを掛けた状態
作業日2023年6月18日
 目的チューング・カスタマイズ
 Shop or DIYDIY
 難易度
 作業時間30分以内
 費用3,080円

2. リアスタンドの受け交換(STEP 1~20)

STEP

取付けたスタンドフック

<取付けたスタンドフック>

J・Tripの黒のジュラコンを取り付けたので、これに合わせて受けを交換します。

STEP

購入した受け

<購入した受け>

今回準備したのは、J・TripのV受け2。

これで、リアアクスル周りの整備性が一気に良くなることを期待。

STEP

L受け外し

それでは、リアスタンドの受けを交換します。
ちなみに使っているリアスタンドは、ロングローラースタンドです。

<L受け外し>

まず、スタンドからL受けを外します。

  1. L受けを固定するノブボルトを緩め
  2. L受けを内側に引っ張って外します
STEP

受けの新旧比較

<受けの新旧比較>

左: L受け
右: V受け2

L受けを2年程使いましたが、ラバーの部分は切れませんでした。
V受け2は可動部がないので、構造はシンプルです。

STEP

V受け2取付

<V受け2取付>

STEP 3の逆の手順でV受け2を取り付けます。

STEP

スタンドフック

<スタンドフック>

左右のスタンドフックの幅に合わせて、V受け2の幅を調整します。

STEP

調整したリアスタンド

<調整したリアスタンド>

V受け2の幅: 287mm
スタンドの高さ: 一番低いところ

スタンドの高さは変えませんでした。

STEP

リアスタンド掛け 1

それでは、リアスタンドを掛けてみます。
掛け方・外し方は、基本的にL受けと変わりません。

詳しくは整備記録「リアスタンドの掛け方・外し方」のSTEP 3~13をご覧ください。

<リアスタンド掛け 1>

車体を真っ直ぐにしてから、スタンドフックをV受け2の溝合わせます。

STEP

リアスタンド掛け 2

<リアスタンド掛け 2>

あとは、リアスタンドを押し下げるだけ。

V受け2の安定感は抜群。
掛け損ないも、外れる気配もありません。

STEP

リアスタンドを掛けた状態 1

<リアスタンドを掛けた状態 1>

こんな感じで、掛けられました。

STEP

リアスタンドを掛けた状態 2

<リアスタンドを掛けた状態 2>

一方、右側はこんな感じになります。

「あれっ、先端のラバーが切れてる!!!」

STEP

切れたラバー 1

<切れたラバー 1>

「最初、こんな傷はなかったのに、どうして?」

STEP

切れたラバー 2

<切れたラバー 2>

スタンドを外して確かめるとこんな感じに…

初めて使って、いきなり傷が付いたので、動揺を隠せません。

STEP

マフラー下側

掛け直してみたら、原因は直ぐに分かりました。

<マフラー下側>

リアスタンドを掛ける時に、マフラーカバーの端に、V受け2の先端が当たったようです。
マフラーカバーにも傷がありました。

幸いにも、スタンドの持ち手を右にひねりながら掛けると、当たらないことが分かりました。
一応使えますが、毎回意識して使う必要があるなんて、面倒臭…

STEP

干渉防止検討

V受け2とマフラーカバー(マフラー)が、当たらないようにするにはどうすれば良いか考えてみました。

-V受け2を離す方法-

  • スタンドフックへ掛ける位置をスイングアーム寄りにする…①
  • V受け2の当たる部分を削る
  • スタンドフックを短いものに変える…②

-マフラーカバーを離す方法-

  • マフラーカバーの当たる部分を削る
  • マフラーの取り付け位置を外側にづらす
  • 短いマフラーへ交換する

結局、上記の①で、対処しました。

STEP

スタンドフック比較

因みにSTEP 15の②について、各種フックの寸法を調べてみました。

<スタンドフックの位置関係>

スタンドフックの根元から掛けるところまでの長さが短いと、当たり辛くなります。

  • J・Tripのスタンドフック: 18mm(写真)
  • ネットオークションのアルミスタンドフック: 15mm
  • ネットストアのアルミボビン: 20mm

なので、純正マフラーであれば、ネットオークションのアルミスタンドフックを使うのが、良さそうです。

STEP

リアスタンドを掛けた状態 3

少し心が乱れましたが、気を取り直して、リアスタンドを掛けた状態を確かめます。

<リアスタンドを掛けた状態 3>

STEP 7の状態でリアスタンドを掛けると、タイヤが14mm程地面から浮きます。

L受けと数mmの違いだと思います。

STEP

受け変更前後比較 1

そして、気になって仕方がなかった、車体の傾き。
結果はいかに。

<変更前後比較 1>

左: 前(L受けでスイングアーム後端に掛けた時)
右: 後(V受け2)

傾きは解消しました。(やったー!)

STEP

受け変更前後比較 2

リアスタンドを立て掛けた時の違いについても、触れておきます。

<変更前後比較 2>

左: 前(L受け)
右: 後(V受け2)

L受けは、高さを調整するノブボルトが、地面に当たって緩むことがありました。
一方、V受けは、先端のラバーの部分が地面に触れるので、ノブボルトは地面に当たりません。

ただし、保管場所からリアスタンドを出す時に、フックの部分に物を引っ掛けイラっとします。
もっとも、これは私の取り扱いの問題です。

STEP

チェーン調整部

さらに、懸案だったメンテナンス性は…

<チェーン調整部>

アクスルシャフトの取り付け・取り外しはもちろん、チェーン調整もやり易くなりました。

写真左側のロックナットは少し回し辛いですが、リアスタンドを外してから、増し締めします。

3. まとめ

紆余曲折ありましたが、V受け2を使うことができました。
スタンドを掛けた時の車体の傾きも解消し、メンテナンス性もとても良くなりました。

これで、リアアクスル周りの整備をしない自分に対する言い訳が無くなってしまった…(笑)

リアスタンドの受け交換のまとめ
  • V受け2で持ち上げると、バイクの安定感は抜群
  • V受け2に替えたら、L受けで生じていたバイクの傾きが解消
  • YZF-R125(5D7W)にJ・tripのジュラコンのスタンドフックを使うと、V受け2とマフラーカバーが当たる

使ったもの:

スクロールできます
No.名称メーカー・ブランド型番数量金額[円]今回購入
1ロングローラースタンド(L受けタイプ)J・TripJT-121LWT122,481
2スタンドフック V受け2J・TripJT-107V2 13,080
25,5613,080
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