整備記録「LEDウィンカーへ交換1【ウィンカーリレー交換】」の続きです。

2回目の今回はフロントウィンカーを組み立て・取り付けします。
市販品のLEDウィンカーの多くは、取付け部や配線の加工が必要となります。ヤマハの純正オプションでさえも、配線の加工が求められます。
そこで、自分で配線を加工したいと考えてる方のために、その方法や必要となる工具をまとめました。
今回、市販品の純正形状のLEDウィンカーを準備したので、
- 取付け部は同じ形状
- 配線部の加工は必要
となります。
なお、配線の加工は、ギボシ端子を使わずに、純正部品のような仕上がりを目指します。
この記事より、以下を知ることができます。
- 110型コネクターの端子の外し方
- 配線の加工方法
- 取付けボルトの軽量化
作業日 | 2022年 1月 3日 |
目的 | チューニング・カスタマイズ |
Shop or DIY | DIY |
難易度 | |
作業時間 | 3時間 |
費用 | 3,577円 |
1. 使うもの

No. | 名称 | メーカー | 型番 | 数量 | 金額[円] | 今回購入したもの |
ST1 | LEDウィンカー (首下長さ36mm) | SAVAGE | – | 1 | 2,453 | ○ |
1 | コネクターツール | ストレート | 19-456 | 1 | (2,770) | |
2 | 圧着ペンチ | ホーザン | P-704 | 1 | 4,895 | |
3 | 熱収縮チューブ (φ2) | – | – | 1 | 73 | |
ST9 | 配線 (1m, 黒色) | 住友電装 | AVSSB0.5f | 1 | 132 | ○ |
ST9 | 配線 (1m, 緑色) | 住友電装 | AVSSB0.5f | 1 | 132 | ○ |
ST9 | 配線 (1m, 茶色) | 住友電装 | AVSSB0.5f | 1 | 132 | ○ |
4 | はんだこて | 太陽電気産業 | PX-601AS | 1 | 17,600 | |
5 | ヒートガン | 白光 | 880B | 1 | (7,260) | |
ST13 | ハーネスチューブ (4φ, 1m, 黒色) | – | HSTU-04BK | 1 | 77 | ○ |
6 | ホースカッター | ストレート | 19-269 | 1 | 1,680 | |
ST15 | 110型オス端子非防水 | 住友電装 | M110 | 4 | 88 | ○ |
7 | 電工ペンチ | ストレート | 12-679 | 1 | 630 | |
8 | 結束バンド (2.5mm) | 朝日電器 | KBF-N100100(BK) | 2 | 175 | |
ST19 | 低頭ボルト (M6, 16mm, 2個入り) | 八幡ねじ | 640 | 1 | 184 | ○ |
9 | めがねレンチ (10×12mm) | KTC | M5-1012 | 1 | 1,936 | |
10 | L型ロングヘキサゴンレンチ (3mm) | KTC | HLD150-3 | 1 | 550 | |
– | 配送料 | – | – | 1 | 380 | ○ |
41,147 | 3,578 |
2. フロントウィンカー組立て・取付け(STEP1~22)
フロントウィンカーの取外し
まず、フロントウィンカーを車体から取り外します。
(詳しくは整備記録「フロントウィンカーの外し方・付け方」をご覧ください。)

ウィンカー新旧比較
今回、LEDウィンカー(SAVAGE社製 LED ターンシグナル ライティング ブリンカー)を準備しました。
早速、純正部品のウィンカーと比較します。

<表側>
左: 外したもの 純正部品
右: 付けるもの LEDウィンカー

<裏側>
取付け部分は、同じ形状です。
LEDウィンカーのLEDは9個あり、スモークレンズが付いています。
なお、シーケンシャルではありません。
配線加工手順
LEDウィンカーの配線を、純正部品と同じ長さ・形状に加工します。

<配線加工手順>
LEDウィンカーの配線は純正部品より短かいので、配線を付け足します。
配線の加工は以下のように進めます。
- コネクターを外す
- 配線を付け足す
- 1で外したコネクターを付ける
コネクターはもったいなので、再使用します。
端子外し
まず、ウィンカーのコネクターを外します。

<端子外し>
コネクターツールで、コネクターから端子を外します。
端子外しイメージ

<端子外しイメージ>
端子は110型のオスとなります。
写真の突起部分を押し下げて、端子を開放します。
ハーネスチューブ外し
それではLEDウィンカーの加工を始めます。

<ハーネスチューブ外し>
LEDウィンカーに付いているハーネスチューブを外します。
外したハーネスチューブ

<外したハーネスチューブ>
納品時に小さく折りたたまれていたため、グニャグニャで、折れた部分が白く変色していました。
熱を掛けると真っ直ぐになるのかな?
配線加工1

<配線加工1>
圧着ペンチで、
- 配線の先端部分を切ります
- 配線をつなぐ部分が重ならないよう、20mm程赤い配線を切ります
- 外覆を10mm程むきます
配線加工2

<配線加工2>
- 熱収縮チューブを通します
- LEDウィンカーの配線と付け足す配線をよります
ちなみに付け足す配線の色を、純正の色に合わせました。
こういうところにこだわれるのが、自分で作業するメリットですね。
はんだ付け

<はんだ付け>
よった部分にはんだを付けます。
収縮チューブを通り易くするために、出っ張った部分をニッパーややすりで平らにします。
これをしっかりやらないと、STEP 14でハーネスチューブが通らなくなります。
熱収縮

<熱収縮>
- はんだ付けした部分に熱収縮チューブを被せます
- ヒートガンにて、熱収縮チューブ(φ2)を収縮させます
配線加工3

<配線加工3>
純正部品の配線の長さに合わせて、420mmの位置でLEDウィンカーの配線を切ります。
ハーネスチューブ切断

<ハーネスチューブ切断>
ホースカッターでハーネスチューブ(φ4)を410mmの長さに切ります。
ハーネスチューブ取付け

<ハーネスチューブ取付け>
LEDウィンカーの配線に、切ったハーネスチューブを通します。
端子圧着

<端子圧着>
- 圧着ペンチで、外覆を5mm程むきます
- 電工ペンチで、端子を圧着します
コネクター取付け

<コネクター取付け>
差し込む位置・向きに注意して、コネクターへ端子を差し込みます。
LEDは極性があるので、逆に付けると点かなくなります。
ハーネスチューブ固定

<ハーネスチューブ固定>
コネクターから約25mmの位置にハーネスチューブを合わせ、結束バンド(2.5mm)を締めます。
そして、バンドの余った部分を切ります。
加工したLEDウィンカー

<加工したLEDウィンカー>
純正部品とほぼ同じ形に仕上げることができました。
片側5gずつ、計10gの軽量化です。
ボルト新旧比較
今回、車体へ取り付けるボルトを、六角穴付きボルトから低頭ボルトへ替えることにしました。

<ボルト新旧比較>
左: 六角穴付きボルト(純正部品) 6g
右: 低頭ボルト 3g
LEDウィンカー取付け
あとは、LEDウィンカーをアッパーサイドカウルへ取り付けます。
めがねレンチ(10mm)をナットに掛けて固定し、ヘキサゴンレンチ(3mm)で、ボルトを締め付けます。
(詳しくは整備記録「フロントウィンカーの外し方・付け方」をご覧ください。)

実はこの時、取付け部分の加工が必要になりました。
詳しくは、次回の整備記録にて。
取付部ボルト交換前後比較
それでは、交換前後の比較をします。

<交換前>

<交換後>
ボルトの出っ張りが無くなり、スッキリしました。
6gの軽量化です。
ウィンカー交換前後比較

<ウィンカー交換前後>
左: 交換前 純正ウィンカー
右: 交換後 LEDウィンカー
代わり映えがしない?
いや、純正部品の形なのに、中身がLEDなのが粋なんです。(笑)
整備記録「LEDウィンカーへ交換3【リアウィンカー組立て・取付け】」へ続く。

3. まとめ
LEDフロントウィンカーの組立て・取付けをまとめました。
ギボシ端子を使わず、配線の色も純正部品に合わせたので、ぱっと見、交換していることに誰も気が付かないかも。
- 市販のLEDウィンカーを問題なく付けることができた
- 配線の色は純正部品と合わせることをお勧め
- 端子はギボシを使わず、110型オス端子を圧着し、純正のコネクターを使うことをお勧め
- 取付けボルトの色や形を変えるのも楽しみ